IASBがセール・アンド・リースバック取引についての要求事項の狭い範囲の修正を公表 (2022年9月27日 企業会計基準委員会)
国際会計基準審議会(IASB)は、IFRS第16号「リース」の修正を公表しました。セール・アンド・リースバック取引を取引後にどのように会計処理するのかを説明する要求事項を追加するものです。
セール・アンド・リースバックとは、企業が資産を売却して同じ資産を新しい所有者から一定期間にわたりリースバックする取引です。
IFRS第16号は、取引の発生日におけるセール・アンド・リースバックの会計処理方法についての要求事項を含んでいます。しかし、IFRS第16号はその日の後に報告する際の当該取引の測定方法を定めていませんでした。公表した修正は、IFRS第16号のセール・アンド・リースバックの要求事項に追加され、それにより当該会計基準書の一貫した適用を支援するものです。
これらの修正は、セール・アンド・リースバック取引から生じたもの以外のリースの会計処理を変更するものではありません。
(企業会計基準委員会 ホームページ
https://www.asb.or.jp/jp/ifrs/press_release/y2022/2022-0922.html )