倫理規則実務ガイダンス第3号「監査人の独立性チェックリスト(実務ガイダンス)」の改正について (2025年03月31日 日本公認会計士協会)
日本公認会計士協会(倫理委員会)は、2024年7月に改正された倫理規則等を踏まえ、倫理規則実務ガイダンス第3号「監査人の独立性チェックリスト(実務ガイダンス)」を改正しました。
1.主な改正内容
(1)法令編
「監査法人・社員」用のシートにおいて、「その他」のチェック項目に、法令違反になると考えられる状況についての注書きを追加し、チェック項目の内容をより明確化した。
(2)倫理規則編
① 2024年7月の倫理規則の改正を受けて、次のチェック項目の新設を行った。
・社会的影響度の高い事業体(第400.13項、R400.22項、R400.25項、R400.26項等)
・グループ監査業務(セクション405の全ての要求事項等)
・テクノロジー(第520.7 A1項、第600.6項等)
② その他、既存のチェック項目を見直し、倫理規則の本文と整合するようチェック項目の文言の修正やチェック項目の追加等を行った。
(3)様式等の修正
利用者の使いやすさを考慮し、主に次の修正を行った。
・利便性の観点から、本文に記載していた利用上の留意事項等を各チェックリストのシートに移動した。
・倫理規則編では、これまでは「会計事務所等」、「チーム構成員」、「会計事務所等のその他の構成員」の三つのシートに分けていたが、それらのシートを一つに統合し、Excelのフィルター機能を用いて各チェック主体がチェックすべき項目を表示できるようにした。
(日本公認会計士協会 ホームページ