「監査基準報告書300実務ガイダンス第1号「監査ツール(実務ガイダンス)」の改正」(公開草案)の公表について (2024年3月21日 日本公認会計士協会)
日本公認会計士協会(監査・保証基準委員会)は、監査基準報告書600「グループ監査における特別な考慮事項」(2023年1月12日改正)の公表に伴い、監査基準報告書300実務ガイダンス第1号「監査ツール(実務ガイダンス)」について所要の見直しを行いました。
公開草案として公表し、広く意見を求めています。
今回の改正で大きく変更している様式は以下です。監査基準報告書600の改正は広範であるため、多くの様式に変更が生じています。なお、監査実務を踏まえた利便性向上のための見直しも併せて行っています。
(グループ監査品質の管理と達成)
・様式1-1:監査契約の締結及び更新
・様式2-4-1:グループ監査人の監査チーム等の編成
・様式2-4-2:構成単位の監査人の監査チーム等の編成
・様式13:職業倫理に関する規定の順守状況の評価
(リスクに基づくアプローチ)
・様式2-1:グループ監査の方針
・様式2-1付表:重要性のある取引種類、勘定残高又は注記事項
・様式2-3:重要性の決定
・様式3-2-1:企業及び企業環境の理解
・様式3-2-1別紙:企業及び企業環境の理解(各社別)
・様式8-2-1:実証手続の立案(決算・財務報告プロセス‐グループ財務諸表作成プロセス)
(グループ監査人と構成単位の監査人の強固な双方向のコミュニケーション)
・様式11-1:監査チームメンバーへの指揮、監督及び作業の査閲
・様式11-2-1:グループ監査人内のコミュニケーション
・様式11-2-2:構成単位の監査人とのコミュニケーション
・様式11-2-2付表:指示書コントロールシート
(その他)
・様式10-1:経営者とのコミュニケーション
・様式10-2:監査役等とのコミュニケーション
意見期限:2024年4月22日(月)まで
(日本公認会計士協会 ホームページ